マリニンがゲイ差別発言で炎上 ”演技構成点が上がらない”誤解と宇野昌磨との差

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引用:中日新聞WEB

2022年ー23年シーズンで4回転アクセルを決めて波に乗っているフィギュアスケートマリニン選手が「ゲイの方が採点時に有利」と発言し、同性愛者を差別する発言をしたとして炎上していますね。

  引用:Twitter

そこで、マリニン選手の演技構成点が上がらないのはゲイじゃないからなのかを検証してみました。

 

発言はジェイソン・ブラウンを意識?

マリニンは”ジャンピングマシーン”の印象をぬぐえない

マリニン選手はジャンプは得意ですが、演技構成点が課題であることの指摘は以前からあったようです。


引用:Yahoo!ニュース

アメリカのナショナル大会となる「全米フィギュアスケート選手権2022」では、ジャンプミスがいくつかありながらも技術点構成の高いマリニン選手が優勝。


引用:フィギュアスケートYoutube

2位には、ジェイソン・ブラウン選手が断トツの演技構成点で2位に入りました。

ジェイソン選手のフリー演技は、ジョシュ・グローバン「The Impossible Dream」の楽曲のスケールの大きな歌声にぴったりの素晴らしい演技だったそうです。
Program Component Score (演技構成の得点)ではジェイソン選手はマリニン選手に9.31点もの差をつけています。
この差を平たく言うと一番難易度の低いと言われている4回転ジャンプ(トゥループ:基礎点9.5)の1回分に相当します。

そして、驚くべき点は、マリニン選手がフリーで4回転ジャンプを4回の構成に対して、ジェイソン選手は、フリーの演技で4回転ジャンプなしの構成なのです。
今男子フィギュアスケートではさまざまな4回転ジャンプをフリーでは少なくとも3本は入れてくる構成でないと勝てません。

ジェイソン選手との印象の差からか、マリニン選手は演技全体を通してジャンピングマシーンという印象をぬぐえないという評判もありました。

ジェイソン・ブラウン選手は同性愛者であることを公表


引用:THE ANSWER

ジェイソン・ブラウン選手は2021年6月に自身が同性愛者であることを公表しています。
マリニン選手が「僕の演技構成点(PCS)が上がらないのは、ゲイじゃないからだ。ゲイのふりをしないと」という発言は、ジェイソン・ブラウン選手を意識したものでしょうね。

 

ゲイであれば「演技構成点が上がる」マリニンの誤解

フィギュアスケートに求められる演技構成点とは


引用:アメーバブログ

男女シングルの演技構成点の項目は以下の通りです。

〇SS(Skating Skills)スケート技術 
プログラム全体の、スケーティングの質やスピード、その変化など。エッジやステップ、ターンなどを使用し、エッジコントロールができているか。
〇TR(Transitions)要素のつなぎ
要素と要素の間の、ステップなどのつなぎに多様性があるか。要素への出入りの特所など。
〇PE(Performance)演技
音楽に合った身のこなし、スピードの変化、演技をしているか。感情、知性を使って伝えているか。
〇CO(Composition)構成
調和のとれたプログラム構成、またハイライトの分布になっているか。動作とプログラムの部分部分が音楽のフレーズとマッチしているか。
〇IN(Interpretation of the Music)音楽の解釈
音楽を理解し、それに合った動き・表現がされているか。音楽の性質と感情の表現ができているか。  引用:https://figureskating.tororinnao.info/

つまりは、音楽に合わせて流れをつかみ、ジャンプやステップなどの演技と演技の間がぶつ切りにならずなめらかに、感情豊かに滑れているかということですね。


引用:毎日新聞

羽生結弦選手は、ジャンプとジャンプの間の助走をしないことでも有名です。
助走は演技と演技のあいだのインターバルでどうしても流れの中断をもたらしてしまいます。
他の選手は助走しているところを、ステップや振り付けなどいろいろな要素を入れてジャンプの前の間合いをスムーズに見せる工夫をしています。大変高度なことだそうです。

マリニン選手が表現した「ゲイのふり」でごまかせるような、単に指先の表現や顔の表情、振る舞いだけが演技構成点の対象ではないということです。

2022世界選手権マリニンと”覇者”宇野昌磨の「差」

●マリニン選手(ショートプとグラム)の演技構成点


引用:たる美フィギュアスケート

演技構成点はトータル41.02
7点台後半から最高8.5という点数

●宇野昌磨選手(ショートプとグラム)の演技構成点


引用:たる美フィギュアスケート

演技構成点47.27
すべての構成要素で9.2~9.57という水準。

技術点もマリニン選手59.14に対して宇野選手は62.36。
ジャンプが得意なマリニン選手に比べても宇野選手の技術の高さが際立ちますね。


引用:朝日新聞デジタル

 引用:Youtube

ちなみに、宇野昌磨選手はゲイの要素を全く感じさせません。
本田真凛さんと正式に交際宣言をしているから、ゲイのイメージがないのかもしれませんが、
もともと筋肉質な体験でもありますし、男らしさを感じる演技ですよね。

まとめ

演技構成点とは、音楽に合わせて流れをつかみ、ジャンプやステップなどの演技と演技の間がぶつ切りにならずなめらかに、感情豊かに滑れているかということで、ゲイであれば有利であるものではありませんね。
フィギュアスケートの世界は何よりも感受性の豊かさが大事です。
マリニン選手が言い分にしている「18歳で若いから」というよりも、自分の発言が誰かを傷つけるかもしれない・・・そのふだんからの想像力が問われるのではないでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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