岡本カウアン本人が語るジャニー喜多川からの性被害を明かした本当の理由とは

ジャニーズJrとして活動していた歌手の岡本カウアンさん（26）が4月12日の記者会見で、ジャニーズ事務所に所属していた当時、ジャニー喜多川社長から性的被害を受けたと証言しました。

引用：文春オンライン

このことを受けて、4月16日現在、世界中のマスコミから取材が来ているそうです。
ご本人曰く、「いろいろな国のメディアにどう伝えていいのか本当に難しいが、徐々にオファーへの返事をしている」とのこと。

今回の岡本カウアンさんの記者会見に関しては、「ジャニー氏が亡くなった後になぜ暴露するのか」、「売名行為ではないか」とのバッシングもありますね。

岡本さんは記者会見の後、4月14日にタイに渡り、人気Youtuber三崎優太さん【青汁王子】とのコラボ ”ジャニー喜多川氏の性加害の真実とは！？マスコミが隠し続ける禁断のタブーに削除覚悟で迫ります！” 緊急生配信への出演や、15日にはタイからYoutubeで単独配信しています。

引用：Youtube　　岡本さんの性被害の告白に、終始「信じられない」という反応を見せる三崎さん

今回の記者会見について、世間ではいろいろな風評がありますが、まずは本人がどう語っているかを知りたいと思いました。
そこで今回は、記者会見では言っていなかった岡本カウアンさんの
「なぜジャニー喜多川氏からの性被害について記者会見をしたのか」について、3本のYoutube動画（※）を中心にご紹介したいと思います。

ジャニー喜多川からの性被害を明かした本当の理由

きっかけはガーシー氏との対談

引用：Youtube

Youtube緊急生配信（2022.11.13）ガーシー氏との対談では、ガーシー氏のジャニーズに関する疑問に岡本さんが応える形の配信でした。そのなかで、「ジュニアの子からジャニー喜多川氏の性癖について聞いている。あなたにはなかったの？」と尋ねられ、岡本さんは自分も被害に遭ったことを具体的に明かします。
ガーシー氏は岡本さんに、きっぱりと「それは絶対やったらアカンこと」。どんなにジャニー氏がすぐれたエンタメを提供しても、「やっていること自体が犯罪行為なわけやんか。」「親がそれを知ったら１００％訴える」と指摘します。
また、こうも言います。「うやむやにすると、事務所からもファンからも突かれる。振り切らないと。振り切ったらもうそれ以上ジャニーズからは何もされない。今聞いているリスナーもいるし、こうして話してくれたことが徐々に浸透していくから」と。「やっと確証が得られた」というガーシー氏の安堵感が伝わってくる動画でした。

ジャニーズを辞めた理由を語るからには

ガーシー氏の歯切れのいいテンポで、ジャニーズを辞めた理由を半ば追及された形の岡本さん。
ジャニーズを辞めた理由を話すなら「全部出さないとハンパになる」
「このこと（ジャニー喜多川氏からの性被害）だけを隠すわけにはいかない」と、腹を据えたようです。

嘘をついている人はバレる。だから自分も嘘をついたらバレる。
引用：Youtube

と思ったと話しています。
「決めたから」と、意を決したようにジャニー喜多川氏からの性被害を告白をした岡本さん。
この対談が、被害を実名で正式に記者会見するきっかけになったことは間違いないようです。

自分では気づけなかった”感覚麻痺”

「ジャニーさんには感謝している」

先のガーシー氏との対談でも、三崎優太さん【青汁王子】とのコラボでも、岡本さんは「ジャニーさんには感謝している」と語っています。

引用：Youtube

「ジャニーさんはエンターテイメントの世界を教えてくれた。」15歳で無名の自分が、いきなりジャニー氏の引き合いで5万人の聴衆の前で歌った。一気に世界が変わった。自分がここまでこれたのもジャニーさんのおかげ。

ジャニー喜多川氏の自宅マンションの鍵も持っている（今も遺品として）ほどに、ジャニー氏の「お気に入り」だった岡本さん。

引用：Youtube　ジャニー喜多川氏の自宅の鍵を遺品として持っていると話す岡本さん

ジャニー喜多川氏を「育ての親」としてリスペクトする気持ちがあった。と語る岡本さんに、ガーシー氏はきっぱりと言います。

愛情が屈折して何となく変なところにいっちゃうことは分かるけど、
日本の芸能界のそういう悪しき習慣をやめないといけないと思っている
引用：Twitter

ジャニーズの中にいるから気付けなかったけれど、外部の人から指摘をされて、岡本さんは自らの感覚麻痺に気付いたのかもしれません。

ネット配信があるからできた

三崎優太さん【青汁王子】との対談で、岡本さんは今回の記者会見ができた理由をこう話しています。

テレビは絶対取り上げない。世の中は何がどうつながっているか分からない。ネットで発信が当たり前になってきて言いやすくなった。言ったら守ってもらえる、尊重してもらえる人が今はいる。引用：Youtube

ガーシー氏や三崎さんのように、自分の話に耳を傾け、尊重してくれる人にリアルに出会い対談できることが、実名で性被害を伝えることの後押しになったということですね。
三崎さんとは、連絡をもらった次の日にタイに渡り動画配信の1時間前が初対面だったという間柄。それでも共通した問題意識があるから、信頼して話ができる。
テレビや新聞雑誌しか媒体がない時代とは違うアプローチができることに感謝しているようです。

みんなが自分に嘘をつかなくてもいいようになってほしい

引用：Twitter　4月16日

三崎優太さん【青汁王子】との対談では、岡本さんはこのような苦悩を語っています。

振り返って、自分が洗脳されたと思いたくない、だまされていたのかと思ったらつらい。

そして、ジャニーズであるがゆえの悩みの深さをこう語っています。

岡本さん自身、だんだん自分に嘘をつくようになり、「歌うって何？」「俺って何？」「どういう顔して生きていくの？」と、深刻なパニック障害に陥ったとも。

事務所は、ちゃんと認めてほしい

引用：Youtube

事務所は、ちゃんと認めてほしい。みんなが言いやすくなればいいと思った。

「カウアンが言ってくれたから」となってほしい。

そこまで振り切らないと、覚悟決めないと流れは変えられない。

プレッシャーはハンパない。

つらいこともある。「売名行為」と心無い言葉もかけられるけれど、それでも今まで言えなかったことの方がつらかった。言って非難されるよりも、言えないことの方が、”生きたくなくなる”くらいつらい。自分でも意思がはっきりした、と話しています。

引用：Youtube

12日の記者会見以降、岡本さんの印象的は、迷いなく振り切っているように感じます。
なんだか、表情も穏やかです。
いつも音楽が支えてくれたという岡本さん。100曲近い楽曲をしたためているそうです。これからどんな音楽を奏でてくれるのか楽しみですね。

まとめ

岡本カウアンさんが記者会見以降に自分発信で伝えてきた内容をまとめてみました。
岡本さんは、今後Youtubeなどでいろいろな人と関わったりコラボしていきたいと話しています。
まだ26歳。これまでの葛藤や経験をむしろ糧にして、前向きなベクトルで進んでいってほしいと願わずにはいられません。

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最後までお読みいただきありがとうございました。