引用:映画.com
映画『東京リベンジャーズ2』の後編『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』が、予定通り30日より公開されることが決定し、話題なっていますね。
場地圭介役として出演中の俳優・永山絢斗容疑者(34)が6月15日に大麻取締法違反の疑いで警視庁に逮捕されたことから、上映が危ぶまれていました。
そこで、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』は、なぜ公開されることになったのか、公開/中止の線引きについて調べてみましたのでどうぞ!
映画『東京リベンジャーズ2』公開はなぜ?
高い人気を誇る「場地圭介」キャラの代役は不可能?
この「血のハロウィン編」は「東リべ」の中でも1、2を争う程の名エピソードで、永山容疑者が演じたキャラはもう一人の主人公と言っていい程の重要なキーマンです。
引用:シネマカフェ
ボコボコにされる千冬の元に駆けつけ、東京卍會壱番隊隊長を名乗り、一人で大勢を圧倒する場地無双はまさに圧巻で、今回の名シーンのひとつ。
この作品を観ると、場地さんに心を動かされるシーンで多かれ少なかれ今回の事件が頭をよぎることでしょう。
本来であれば薬物違反の社会的影響から代役を立てるなどの対応を行うはずですが、場地圭介は設定上超重要人物なので再撮影とか編集は無理だったのかもしれません。撮り直しはキャストのスケジュールの押さえ直しや映画館のスケジュールの再調整などの手間がかかりすぎることや、映画の興行収入のダメージが大きいとも言われています。
公開を待つ声に応えた⁉
重大なご決断をありがとうございます‼️
6月30日を楽しみに待っていた者として、感謝しかありません。映画館でしっかり見届けて、この作品に込められた想いを受け止めたいと思います。
本当にありがとうございます‼️— いっちゃん🍇宙ニ病🥝 (@MT19960704KM) June 18, 2023
引用:Twitter
監督さんをはじめとした皆さんの魂がこもったこの作品。運命を拝見させていただいたときから、必ずこの目に焼き付けると心に誓っていました。恐らく、視聴中に色々な思いが胸を駆け巡ると思います。しかし、結果的に「上映」という結論を選んでくださったことに感謝して、大好きな作品にしたいです。
— 角煮⚾️ (@komi12342) June 18, 2023
引用:Twitter
「作品に罪はない」「多くのキャストとスタッフの力で作品ができている」ことへのリスペクトで、今回の上映を強く望む声があったことから、予定通りの上映に踏み切ったといえるでしょう。
永山絢斗薬物違法も違約金「おとがめなし」⁉
引用:ABEMA TIMES
永山絢斗容疑者は、大麻取締法違反での逮捕ですので、今後法によって裁かれることになります。
しかし、芸能人はその社会的影響の大きさからもう一つの「おとがめ」を負うことになります。それは、CMやドラマの降板、映画などの違約金でしょう。
「違約金」市川猿之助の場合
引用:NEWSポストセブン
心中事件を主導した歌舞伎俳優・市川猿之助(47)は、出演していた映画「緊急取調室 THE FINAL」の公開延期が映画製作委員会と東宝によって正式に発表されましたね。
仮に映画がお蔵入りになった場合、製作費は10億円程度ですが、上映を予定していた映画館にも補償しなければならないため、どんなに安く見積もっても、損害賠償請求は20億円は下らないと言われていました。
シリーズの最終作であること、そしてすでに10~13億円と言われている製作費を投入している。そこで猿之助の代役を立てて、出演シーンだけを撮り直し、公開を目指す方向で決まりました」引用:東スポWEB
とりあえず代役を立てて撮り直し、公開を目指すそうですが、それにかかる経費は、猿之助に請求される可能性が高いそうです。市川猿之助は、今後無期限の借金地獄と報じられています。
沢尻エリカの違約金は
引用:Yahoo!ニュース 執行猶予明けた沢尻エリカ
2020年2月に沢尻エリカさんが麻薬取締法違反で問われた有罪判決は、懲役1年6か月、執行猶予3年でした。
沢尻さんは、大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)の放送開始を前に逮捕。収録ずみの10話分を撮り直すドタバタ劇に発展しました。
CM、ドラマなどの違約金が5億円とも報じられていますが、所属事務所のエイベックスがすべて肩代わり。事実上の引退に追い込まれましたが、2023年2月に執行猶予が明けて、現在復帰に向けて準備中。復帰は確実だそうです。犯罪を犯したのに復帰?と疑問に思いますが、事務所サイドとしては、事務所が肩代わりしている違約金を支払ってもらう必要があるということですね。
法律上アウトのはずも?違約金のあいまいな基準
週刊女性プライムの記事によると、芸能事務所の契約書つくりにも携わっている高橋裕樹弁護士は、
「ハリウッドでは、出演者に不倫や薬物問題が起きても公開します。日本の場合は、犯罪かどうかで線引きすると法律上はスッキリすると私は考えています」
日本の場合は出演者に不祥事があった場合の映画公開/非公開の基準が、まだあいまいなのですね。
引用:Yahoo!映画
日本では、法律違反を起こした人の出演は、過去に男女2人にケガを負わせながらも立ち去り、警視庁に逮捕された俳優伊藤健太郎の『とんかつDJアゲ太郎』。こちらは不祥事が起きても公開に踏み切りました。
しかし、公開に踏み切るということは、違約金というおとがめから少なからず逃れられるということになります。
引用:中日新聞
その点、今回の不倫騒動で広末涼子の違約金は「影響が甚大」だとして、違約金は億単位と言われています。
こと違約金に関しては「犯罪」として社会的に罰するものと、不倫などの風評被害によるもので線引きがあいまいですね。
まとめ
映画『東京リベンジャーズ2』の予定通りの公開に喜びの声があがっていますが、社会的影響を心配する声もあります。
犯罪を犯した芸能人は社会的に罰せられますが、こと映画の公開/非公開、違約金のありなしなど、基準があいまいなことがわかりましたね。
芸能人は、その社会的影響の大きさもありますので、行動は慎重を要しますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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